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あまりに残酷なため小説でしか出版できません! 『闇の子供たち』


2009年04月18日

あまりに残酷なため小説でしか出版できません! 『闇の子供たち』

『闇の子供たち(幻冬舎文庫)』(梁 石日)


 現実をそのまま書くことができないため、小説というかたちで発行された一冊。
 読めば読むほど目を背けたくなるが、これが現実だ。

 私たちの生活の中で、こういった光景を目にすることはまずありえない。しかし、これが習慣となってしまった地域は確実に存在する。


 幼児売春殺人を伴う臓器売買


 多くの人は、こう思うに違いない。
 「そういったことが行われていることは知っている。

 じゃあ、幼児売春臓器売買の実態を説明してください。


 これを説明できる人はまずいない。


 舞台はタイ。
 日々行われている幼児売春ビジネス。
 凄惨な描写が続く。

 自分の産んだ子でさえも、自ら焼き殺してしまう、そんな生活がある。


 幼児を売る大人。
 本人はそれで生計を立てているのだから、彼らの中では道理の通ることなのかもしれない。
 しかし、それを文化というひとつの言葉で片付けていいものか。

 売るほうが悪いのか、買うほうが悪いのか。
 そんな状況を看過している周囲が悪いのか。

 これほどの現実を知らなかった私。
 しかし、完全なる部外者であったとはいえないのだ。

 我々が、よかれと思ってやっていることが、殺人に直結してしまうことだってある。

 この本には、臓器移植売られていく幼児、そしてお金で解決するごく一般の日本人の姿も描かれている。


『闇の子供たち(幻冬舎文庫)』(梁 石日)

 この『闇の子供たち』は、映画にもなっている。ただ、扱う内容に残虐性が強いため、ソフトにつつまれてしまっている部分が多いらしい。
 観たわけではないのだが、決定的な違いは事件を見る視点と聞く。この本では、中盤あたりが音羽(NGO所属)から見た描き方。映画では、南部(新聞社所属)から見た描き方らしい。


 私にできることはなんだろうか。



 上にあるリンクは全て文庫版。
 単行本はこちら



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一度は読んでおきたい本!posted by けんじ at 17:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会を知る本

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