『東海道中膝栗毛 下(岩波文庫)』(十返舎 一九)
社会科の授業で出てきますよね。
この本は、江戸時代後期の滑稽本作家、十返舎一九の代表作。
滑稽本です。いわゆるコメディです。(まぁ、滑稽本作家ですからね。)
主人公の弥次郎兵衛と喜多八の二人が伊勢詣でを思い立ち、数々の失敗や滑稽を繰り返しながら、東海道を江戸から京、大坂旅する様子を、狂言や小咄を交えながら、当時の口語で描き出したものです。
当時の口語というと、現代文とちがって読みにくいんじゃないかと思われるかもしれませんが、現代文となんらかわりありません。仮名遣いは多少違っていますけど、言葉遣いは現代文と同じです。
弥二・・・現代文とは違うかも・・・。でも十分わかりますよね?
「イヤおめへではわかるめへ。さつきこゝの女中に、ちつと頼んでおいたことがあるから、どふぞちよつとよこしてくんねへ
女房
「ハイあなた方のほうへ出ました女は、雇人でございますから、もふ宿へ帰ました。
弥二
「ヱヽほんにか。そんならよしそんならよし
女房
「ハイお休なさいませ トかつてへゆく
(岩波にはちゃんとフリガナもついてますし。)
生き生きして イイんじゃないでしょうか。
で、大名から庶民まで、大きな人気を呼び、続編まで出ました。
内容を書いてしまうと面白さが半減するのでここでは書きませんが、
どーしても、どーしても知りたい方はこちらをどうぞ。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/gauss/hizakuri.htm#koutei
(うっかりクリックしても大丈夫なようにしてあるw)
僕は上のリンク先にある、岩波文庫(黄)を読みました。
難しいところは振り仮名もついているし、普通に読めましたよ。
僕が読んだのは、中学2年のときでした。
小学生でも読めそうな気がします。
今まで読んだ中で、一番面白かった本かも。
注意は、あえて書くならば・・・ 上と下があって、長いです。
別に問題ないんですけどw
文学的な観点は、このさいどうでもいいです。
ホーム・アローンを見るような感覚で読める本です。
岩波がイヤっていう人は、右のサーチボックスからお探りください。
電子書籍でも読めますよ。カテゴリー「お役立ちリンク − 電子書籍」へどうぞ。
是非、原書のまま読んでください。
現代語に書き下ろしたものでは面白味に欠けます。
(少なくとも私はそう思います。)
こういうところから古典に触れていくのもいいかと。
『東海道中膝栗毛 上(岩波文庫)』(十返舎 一九)
『東海道中膝栗毛 下(岩波文庫)』(十返舎 一九)
三条大橋の西側に野次喜多の像アリ。





寺子屋の存在で、識字率は高く、庶民にも広く広まったはず。