この本との出会いは、高校1年の夏でした。
今から5年前です。2001年。
私は“読書感想文を書け”という高校から課せられた修行を果たすため、この本を買いました。
実際は面白そうなのをいくつか買ったんですが、結局感想文に書いたのはこれです。
それに関してですが・・・、
この本は、読書感想文の書きやすい本です。
僕はそう思いました。
大臣に対して、いいと思うかわるいと思うか、はっきり分かれますから。
この本は、1998年に出版された本なので、制度は今と違うところがあります。
しかし、官僚や大臣などの態度や行動についての記述は、現在にも通じるところがあります。
内閣、大臣。
あなたは、大臣が日ごろどんな活動をしているか、ご存知ですか?
たとえば閣議。
閣議の中で、国務大臣はなにをやっているんでしょう。
大臣は何を考えているんでしょう。
あなたにわかりますか?
このことは、僕がこの本を読んで、一番驚いたことです。
国会中継ってのはありますが、閣議中継なんてのはないんですよね。
そのため、閣議について我々一般人が知ることは殆どありません。
これを読んで、友人と話をすると、「やっぱりみんなしらないなぁ」って思います。
大臣が閣議でなにをやっているのか。
知る機会の少ない閣議ですが、国民として、知っておいたほうがいい。
この、閣議について書かれている一番最初の部分は、25ページからです。
(初版の25ページ。たぶん改定はされていないと思う。)
驚いたこと2つめ。
官僚政治、官僚政治といわれているのは、誰もが知っていること。
じゃあ、大臣(内閣)と官僚がどのようにくっついているのか、どんなときに官僚が介入するのか、大臣本人の判断はどこで出てくるのか、また、出すことができるのか、これ、ご存知ですか?
大臣ってなんなんだ、そう思った瞬間でした。
これについて一番よく書かれているのが、150ページから。第4章の2。
当然ですが、私たちは、行政について、知らないことが多すぎます。
教えてくれる学校もないし、これといった教科書もありません。
しかし国民が国を知ることは必要なことではないでしょうか。
大臣は、いろいろと政策を決定します。
いろいろな事実に基いて政策を決定します。
さて、大臣は、どれだけの事実を知っているんでしょうか。
どれだけの事実を知らないんでしょうか。
これが驚いたこと3つめ。
3章に書かれています。3章に書かれているのはそれだけではないですけどね。
菅 直人さんが、ご自身の経験に基いて書かれた本ですから、偽りはありません。
『大臣(岩波新書)』(菅 直人)
小学6年生なら、公民について学習しているので、一応読めます。
ただ、小学生には難しい漢字が多少あるのと、内閣とか大臣とか官房長官といった言葉に慣れていないので、読むことはできますが、ちょっと苦しいと思います。
中学で公民を学習したら、絶対に読めるはず。僕は高校1年で読みましたが、高校に入って公民の勉強は全くしていませんでしたから。
最後に、菅 直人さんについて説明を加えておきます。
本に書かれているものから抜粋で載せておきます。詳細は wikipedia などでどうぞ。
- 1980年
- 衆議院選挙初当選
- 1996年
- 第一次橋本内閣において厚生大臣
- 1998年
- 民主党結成
本の出版自体が1998年なので、ここまでしか載っていません。
『大臣(岩波新書)』(菅 直人)
アマゾンのレビューによれば・・・“必読の書”だそうです。
大臣って1,2年程度でどんどん違う人に代わっていきますよね。
この本には、そのことについても、書かれています。




