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高校物理の参考書はこの一冊!  『新・物理入門』


2006年08月07日

高校物理の参考書はこの一冊!  『新・物理入門』

『新・物理入門(駿台文庫)』(山本 義隆)


 高校2年生になって学校で物理を学ぶようになったとき、私がいちばん驚いたこと、それは、教科書に一切微積分の式が載っていないということです。

 微積分については、このブログで紹介した、『数学読本』で学んでいたので、どこが微積で記述すべき式なのかは簡単にわかった。

 しかし私はそれに飽き足らず、更なる学習をしようとこの本を買いました。
 正しくは、この本のひとつ前のバージョン、これ


 SEG出版の『要説物理学』も後に読むことになるんですが・・・その話は後ほど。


 この参考書では、微積分など、数学的な記述をふんだんに取り入れて現象を記述しています。

 そして、説明がとても詳しい。


 詳しい説明というのは、言葉で書かれた説明もあるが、

 を取り入れたり、を取り入れたりしているところが、詳しさに磨きをかけているところ。


 高校の教科書なんかでは、とにかくこうなる、というのが多い。

 あまり理由を説明していないのだ。

 でも、この本ではそこんとこが詳しく書かれている。


 数学的記述を取り入れた本。

 ただ使ってあるだけでは、読む側にとっては、習得するまでに大変な時間がかかりますよね?

 例題をふんだんに取り入れているので、数学的手法の使い方もよくわかる。

 だから、問題集などで出てくる問題でも、十分に使える内容となっています。


 僕自身、特に役に立ったというところは、電磁気のところ。

 ソレノイド、コンデンサ、普通の抵抗が並列や直列に組み合わさった回路でどうするのか。そういう回路の問題をどうやって解くのか。

 そこでとっても役に立ちました。
 高校のとき、まわりでそれが解ける人は・・・皆無でしたから。

 たとえば東大の問題なんかで出てくるのも、普通に解けるようになります。

 それは、例題を交えた詳しい説明があるからです。


 あとは、光子のところ。

 運動量とエネルギーの関係、剛体の場合と違いますよね?

 これがなぜか。 高校の先生は説明してくれませんでした。たらーっ(汗)

 ここで役立ったのは、学校ではやってくれない根本の説明があったからです。


 で、いつから使い始めるのがいいのか。

 私は、物理を学び始めると同時に使い始めるのがいいと思います。

 別に急ぐ必要はないんですが、大学受験間際に読むものではないです。

 この本とともに学んでいというスタンスの本だと思いますので、遅くとも高3の夏までには読み始めてほしいと思います。

 普通に読むだけでもいいんですが、どうせならこれを使って勉強して欲しい、これで勉強すれば、結構な実力が身に付くと思います。



 ここで、私が高3頃に読み始めた『要説物理学(SEG出版)』(吉田 弘幸)について説明します。

 確かに数学的記述を用いた高度な説明が繰り広げられています。

 しかし、高度すぎ。(私の感想では。)
 結構役に立ったけど、マスターしたわけではない。
 読まなくてもなんら問題ない本。

 『新・物理入門』と比べて例題が少なすぎ。
 詳しい説明といえるほどのものは見あたらない。

 数式が書いてあって、あとは自分でなんとかしなさい、って感じ。

 一応練習問題みたいなのはわずかながらついているので、物理を勉強し始めたときから使っていればなんとかなるのかもしれないが、途中から使い始めてマスターするのは難しい。

 私が高校生のときも、持っている人を2人見つけた。
 しかし、その人たちは、・・・理解できていませんでした。

 意欲のある人専用の本です。


 
 参考書は、『新・物理入門』を使うのが一番だと思います。


『新・物理入門(駿台文庫)』(山本 義隆)

 物理“入門”というのは、物理学の入門であって、入門者向けという意味ではありません。
 前書きにちゃんと書いてあるんですが、“入門者向けじゃない!”という的外れな批判をする人がいます。よく読んでいない証拠ですね。

 物理を少しでも深く勉強したい人は、これを使うのがいい。
 数学にアレルギー反応を示すような人は、別の本で地道に勉強したほうがいい。

 数学については、本書のなかにも多少説明があります。
 しっかり勉強したいなら、『数学読本』・・・かなぁ。


 この記事とはあまり関係がないが、・・・http://eeoe.seesaa.net/article/22067424.html
 ドップラー効果を学ぶ上でのヒント・・・かな。



 私は使わなかったんですが、『新・物理入門』には問題集もあるみたいです。
 『新・物理入門問題演習』
 Amazonでの評価はすごい★★★★★

 私が使っていたのはこっちです。 → http://dpfrst.seesaa.net/article/22108919.html


 とにかく参考書。

 これで学習すればバッチリです。




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