(「神」と書いてありますが、宗教的な部分は全くありません。)
(黄金比・作図などで来られた方にはこちらをオススメします。)
神を信じていなくても楽しく読める本です。というか、「神」に期待すると、かえって・・・。
絵を描いたり見たりすることが嫌いでなければお楽しみいただけると思います。
黄金比というのは、よく知られているように、ピラミッド にも含まれています。欧米の絵画にも見られますし、ガウディの建築物でも黄金比が発見できます。自然界にある貝殻などにも、黄金比が入っています。
(まぁ、貝殻のは、黄金比の性質から考えて必然的にそうなったってことも考えられますが。)
これ、気が付かれた方もいらっしゃると思いますが、
日本のもの、ないですよね。
本当にないのか?
実は、在ったんです。
「能面」に黄金比あり。
「扇」に黄金比あり。
……
そしてもう一つ、黄金比に並んで日本文化に多く見られるのが、大和比。
大和比というのは、著者が作った言葉です。
B5やA4などのノートの 縦と横 の比率のことです。
B版は日本で江戸時代に生まれ、A版は欧米で生まれたものですが、不思議なことに、“どちらも比率が同じ”になっています。
はじめに、黄金比と大和比そのものの説明があり、
1章では、日本の文化、工芸品に見られる黄金比・大和比の説明が続きます。
特に日本の建築物と大和比は、本当に密接な関係にある。はじめから大和比で建築しようと決めていたかのように。
2章では、生物にみられる大和比(DNAの内部など)から始まって、日本の国旗、家紋、扇紋の大和比を紹介しています。
ここまでで、ページにして約40%終了。
3章からは立体(正多面体)と黄金比・大和比についての考察が本格的に始まります。
ダ・ヴィンチの石版画(多面体遊戯)はおもしろいものです。
4章では、正多面体とケプラー理論の関係。
ケプラーは、天動説を唱え、惑星運動についての第一法則、第二法則、第三法則を見つけた人。
これらの法則はよく知られているものだが、法則発見のプロセスについてはあまり知られていない。
正多面体からケプラーが惑星運動法則を発見したとは・・・私も知りませんでした。
正多面体と、惑星が、これほどまでに見事に一致するのは驚くべきことです。
その後は、複合多面体について。
正多面体は、ヨガなどでは、チャクラに対応しています。
つまり、ヨーガにおいて、正多面体にはそれなりの意味がある。
これを複合させた立体が与えるエネルギーには従来の正多面体とは変わった、別の波動を出すんだとか…。
5章では、化学物質と多面体。
原子レベルで大和比・黄金比。
化学物質の結晶構造(正軸、斜方、三斜、六方、などの結晶格子)について詳しく書かれています。
(格子の分類は、『高校化学とっておき勉強方』
その後は、自然界に見られる正多面体について、などなど。
黄鉄の結晶、こんな形のものが自然界に存在するなんて・・・と思ってしまいました。
6章では、ヨーガ等を絡めた説明。
本書で出てきた各種図形・立体とエネルギーについて、など。
『神の図形 「大和比」と「黄金比」(コスモトゥーワン)』(秋山 清)

