『実戦 化学 I・II 重要問題集 2009(数研出版)』
(他科目(物理・生物)もあります。2009/5/25時点ではこれが最新版。)
大学入試のための問題集です。
この問題集は、大学入試問題から良問を集めてあり、とても実践に即した問題集となっています。
ほとんどの問題集について言えることですが、学校の授業や、独学等で、ある分野・項目について理解した後に、すぐに解いていくのがいいと思います。
あとからやろう、と考えている場合、あとになったら忘れていることが多いので。
私は、高校1年のときからこれを使っていました。
高校では、3年生のときにこの本を買わされました。
損をしました。(T-T)
でも、それだけ使える問題集だと、先生からも認識されている本なんです。
おすすめポイントは・・・
まず解説が詳しいです。
解説は別冊になっていて、問題と同じだけの厚さ、つまり本の 1/2 が解説になっています。また、別冊になっているので、問題と一緒に開いて見ることができます。
そして良問揃い。
各大学が1年に1度しか出さない入試問題を集め、そのなかから良問だけを厳選して載せているので、本当に実践的で実力がつく本です(重要なことなので2回書きました)。
言い方を変えれば、この問題集は、過去問集です。
ここが重要です。
どの大学でも、聞くポイントって変わらないんです。
そして、入試問題は、必ず過去に出した入試問題をもとに出題されます。過去問題は、受験生だけでなく、大学側も見ているんです。
大学がどんな問題を出すと思いますか?
過去問と同じスタイルになることはわかりますよね。
資格試験でもそうですが、過去問が重視されているのは、こういう理由によるものです。
化学の過去問、それも良問だけを集めたこの本を使うことは、大学入試を受けるにあたって、理にかなった方法だと思いませんか?
ただし、気をつけてほしいことが2つあります。
ひとつは、必ず参考書を使うということ。
仮にベンゼン環についての問題で、ほとんどわからず、間違えてしまったとしましょう。
解説は詳しいですから、この問題を解くのに十分な知識は、この本から得ることができます。
しかし、ベンゼン環についての広い知識と応用力をつけ、ベンゼン環のあらゆる問題に対応できるようにしようと思ったときには参考書が不可欠です。
元となっている理論を理解しないと意味がありませんから。
化学の高校用参考書で一番オススメなのは、ここの下にのせたやつです。理系化学精説もいいと思います。
もうひとつは、無理をしないということです。
実践の入試問題というだけあって、しっかりした知識がないと、まず解けません。
知識については、参考書などを見てインプットするのも大切ですが、中にはアウトプットを繰り返さないと定着しない知識もあります。
私にとっては無機化学がそうでした。
知識が身についていなくて解けない、そういうときは、基本を身につけるための問題種を使ってからこの本を使いましょう。基本の問題種は、『実戦 化学 I・II 重要問題集』が超GOODです。
一見回り道に見えるかもしれませんが、かえって確実で早道です。
中学1年生が積分の本を見続けるのと、基礎からさっさと勉強して積分を習得するのと、どちらがはやくて着実か、わかりますよね?
最後に、問題集の落とし穴について説明して終わります。
この本を最初にやるときは、とても時間がかかるかも知れません。初めて問題を見て、初めて見る解説をじっくり読むんですから。でも2回目は1度見ている問題です。1度理解した解説です。どこがポイントなのか、理解するのは早くなっています。3回目にやったときにはもっと早くなっています。
つらいのは最初だけです。私も最初にやるときは、なんでこんなに遅いんだろう、と悩んだことが何度もありました。
でも、1度やってしまえば、あとは面白いように理解できましたし、逆に言えば、何回も(3回以上)やってこそ実力がつくようになりました。
1度やってしまえば面白いように理解できる。
やればできる。がんばろう!




