(世界史版もあります。この記事の下のほうに載せました。)
もともとは、高校の日本史のために作られた本だと思いますが、年齢に関係なく楽しめる本です。中学生にも超おすすめ!
『そのとき、歴史が動いた』を、この年表片手に見るというのも粋。
これは私が高校2年生の時に買った本。
当時は日本史Bを選択して、学校で学んでいました。
タイトルには、「年表・地図」とありますが、「資料集」という言葉がふさわしい。
年表というと、"小学校の資料集の前のほう"や、"教科書の後ろのほう"にあるようなのを思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれませんが、この本は、そんなものよりも、ずっと内容が濃くなっています。(内容が濃くなければ誰も買わないとは思いますが…。)
前部分(約1/3)は、年表になっています。
本の中ほどで、各種資料。
後ろのほうでいろんな地図。
まず、年表について説明します。
この年表、その時代・年代に起こったことが総合的にわかるんです。
「○○の変」が起こったとき、文化はどうなっていたのか、世界では何が起こっていたのか、外交は・・・ってのがわかります。
……といってもわかりにくいので、写真をどうぞ。
左ページ それにつながる 右ページ
写真は見にくいかもしれませんが・・・
御成敗式目が制定されたとき、世界はどうなっていたでしょうか。
そのころの天皇は四条天皇で、
そのころの院政は後堀河上皇が司り、
そのときの将軍は藤原頼経。
執権を担っていたのは北条泰時。
経済は、1929〜30年に寛徳以後の新立荘園停止の厳命があり、
社会生活は諸国大飢饉が起こり、飢餓者が多かった。
文化は1933年に猿楽(京都にて)。
文学は藤原定家の新勅撰和歌集。
仏教・美術では、高弁(のち、明徳上人)、道元、法隆寺金堂阿弥陀三尊像などの名がズラリ。
東洋では西夏が滅んで、またすぐに金が滅び、西洋ではドイツ騎士団がプロシア征服などをしています。
これだけのことが一度にわかる年表なんです。(^^。)
(はじめのほうには大まかな国号の移り変わりなどがまとめられています。)
その後に続く資料は、
文献一覧から始まって、各時代の政治構造の図、その後、政党変遷表、日銀公定歩合の推移、総人口、主要統計、…。
こんな感じ。
それから、皇室、藤原氏、大伴氏、……30種を超える系図。
その後は、文化勲章受章者一覧と年号表。
もうひとつ。
ここまでで だいたい半分。
次に地図。
これもだいたい1/3の分量があります。
旧石器文化、縄文文化、弥生文化、……、平安京、……、比叡山、高野山、……、地方武士団の形成、日宋交通、……、蒙古襲来、……、守護大名の抗争、……、群雄割拠、……、明治維新、士族の反乱、対外交渉、……、産業革命、鉄道の発達、……、日本の中国侵略、1990年の世界、……。
と、まぁたくさんのものがありまして…、なんと地図の総数約250種。
(日本の地図だけじゃないですからね。)
それから、……各種資料があります。
神社建築(屋根の形式)、
建築細部の名称、仏像細部の名称、花押、印章、
衣服(これは古語辞典の最後にありそうな感じ)
紋章、
昔の貨幣の写真&データ(和同開珎から始まって…近世・近代へ)、
……、各種経済データ(経済史諸表)。
そして索引。
索引も豊富です。これ、僕のこだわり。
そのとき、政治、経済、文化、…そして世界は…… 『日本史年表・地図(吉川弘文館)』(編:児玉 幸多)
世界史版はこれ。
『世界史年表・地図』
国・地方でカテゴライズされていて、文化などについても詳しく載っていますよ。日本史版よりちょっと厚い。

